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東洋文庫をお売りいただきました。

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東洋文庫をたくさんお売りいただきました。


平凡社から出ている東洋文庫ですが、2020年には900タイトルを超えたようで、1,000タイトルを超える日もそう遠くないのかもしれません。


今回お売り頂いたものは、浅学な私には画像を見ても「ああ、あれね」となる本がほとんどなく、戸坂潤が書いている本もあるんだと少し安心するくらい馴染みが薄いものが多かったのですが、そういったもののほうが査定額は高い傾向があります。逆に南方熊楠の「十二支考」とか、「江戸江戸繁昌記」とか、他の本でも読めるものは安い傾向にあります。


東洋文庫は業者間でも人気があり、市場(同業者のセリ市)に出れば落札額が高くなるのは必至で、もちろん当店でも力を入れて買取りさせていただいております。


今は新品がなくても中古があったりkindleで読めたりと、東洋文庫も絶版していて入手困難というものは少ないようですが、それに追い打ちをかけるようにオンデマンド版というものも見かけるようになりました。


オンデマンド版、つまりオンデマンド印刷で刷られたものですが、実物はどんなものなのかというと、


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こんな感じです。


函がありませんね。ペーパーバックのような出で立ちですが、中身は完全に東洋文庫です(?)。


みなさんもAmazonかなにかで「オンデマンド版」のカタログを見たことがあるかもしれませんが、オンデマンド版を頼むとこちらが届くのだと思われます。


オンデマンド印刷は版を持つ必要がなく、少量から印刷可能で、印刷会社の友達がいうには「Amazonならばオンデマンド印刷可能な設備が倉庫内にあるのかもしれない」とのことで、もしそれが本当ならば在庫がなくなったとしてもその場で製造可能ということです…恐ろしいですね(^_^;)。


そんなオンデマンド版も当店では力を入れて買取り…というほど情報がないので今は力を入れることはできませんが、こちらも中古市場に普及してきたらどうなのか今のうちに考えておく必要があるかもしれません。


この度は本をお売りいただき、ありがとうございました!

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